HPVワクチンの積極的な接種勧奨の再開について
HPVワクチンについては、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛がHPVワクチン接種後に特異的に見られたことから、平成25年6月の厚生労働省通知により、同副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、積極的な接種勧奨が差し控えられていました。
その後、最新の知見を踏まえ、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、令和3年11月の厚生労働省通知により、積極的な接種勧奨が再開されました。
接種の対象は小学校6年から高校1年相当までの女性とキャッチアップ接種(注)対象者です。
(注)積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方を対象に実施する予防接種を「キャッチアップ接種」といいます。誕生日が1997年4月2日から2008年4月1日までの女性で、過去にHPVワクチンを合計3回接種していない方が対象となります。