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2023年12月28日 更新
医師の働き方改革・上手な医療のかかり方について

令和6年4月より勤務医の時間外労働の上限規制が適用されることから、現在、各医療機関において、医師の働き方改革に係る取組が進められているところであります。
この改革により、長時間労働による健康への影響を防ぎ、将来にわたって安全で質の高い医療を提供できる体制を確保していくためには、医療機関を受診する方一人一人のご協力が不可欠です。

医師の働き方改革について

医師は、医療提供者である前に、一人の人間であり、長時間労働による健康への影響が懸念されています。一人ひとりの医師の健康確保のため、また、提供する医療の質を確保する観点からも、医師が疲弊せずに働けることが重要となっています。
「医師の働き方改革」は、医師が健康に働き続けられる環境を整備することで、患者さんに提供する医療の質・安全を確保し、将来にわたり持続可能な医療提供体制を維持していくための取り組みです。

令和6年度(2024年度)以降は、時間外・休日労働時間の上限規制がなかった医師にも、一般の労働者と同程度である960時間を上限として適用されるようになり、医療の現場は医療従者の努力だけではもたない時代となっていきます。

上手な医療のかかり方について

たとえば、少し具合が悪いなと感じた時、近いからと行って大きな病院に紹介状もなしにかかれば、診察料のほかに特別料金がかかります。大きな病院では予約で来ている方も多いため、待合時間もその分長くなります。また、夜間の救急外来にかかるのであれば少ないスタッフで運営している医療機関側の負担も増します。

上手な医療のかかり方をすることで、金銭的負担、時間的負担、そして医療機関の負担も軽減されます。

平日の診療時間内に受診しましょう

本来、救急外来は、救急患者や突然重篤な症状となってしまった方のための外来です。また、救急外来は限られた少人数の医療従事者で対応しています。

比較的症状が軽い時に、仕事や用事を調整して、できるだけ日中の診療時間内に受診しましょう。
診療にかかる費用も夜間診療・救急外来よりも負担が少なくなります。

まずは近くの医療機関を受診しましょう

医療機関は機能に応じて提供する医療の役割分担をしています。
軽症の病気やけがの場合に軽症の患者さんが大きな医療機関(病院等)に集中し不要不急な受診が増えると、医療従事者が疲弊してしまい、また本当に究明が必要な重症患者さんの治療に支障がでる恐れがあります。

まずは身近な医療機関にかかることで専門的な治療や検査が必要かどうかを判断してもらい、必要に応じて大きな病院を紹介してもらいましょう。

かかりつけ医を見つけましょう

かかりつけ医は一人に決める必要はありません。
新しい病気や症状が出た時にも、日頃から体調や検査結果、過去の病歴を知っている先生であれば病状の変化や原因に早く気づいてくれます。
日頃からなんでも気軽に相談ができる「かかりつけ医」を見つけておきましょう。

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