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2025年1月17日

季節性インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症の対策をしましょう

感染症の基本的な予防方法やかかったときの対応方法を知り、感染拡大を防ぎましょう。

季節性インフルエンザについて

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスは、A型、B型、C型に大きく分類されます。このうち大きな流行の原因となるのはA型とB型です。A型のインフルエンザは、その原因となるインフルエンザウイルスの抗原性が小さく変化しながら毎年世界中のヒトの間で流行しています。これが季節性インフルエンザです。季節性インフルエンザは流行性があり、いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。日本では、例年12月~3月が流行シーズンです。

主な症状
・38℃以上の発熱
・頭痛
・関節痛
・筋肉痛
・全身倦怠感等
・普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻水、咳など

子どもではまれに急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している方では細菌による肺炎を伴うなど、重症になることがあります。

予防・治療について
(1)流行前のワクチン接種
インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効とされています。開成町高齢者インフルエンザ予防接種に関する詳細はこちら

(2)外出後の手洗い等
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。

(3)適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。

(4)十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。

(5)人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、特に高齢者や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染などを防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。

(6)室内ではこまめに換気をする
季節を問わず、また、新型コロナウイルス対策としても、十分な換気が重要です。
一般家庭でも、建物に組み込まれている常時換気設備や台所・洗面所の換気扇により、室温を大きく変動させることなく換気を行うことができます。換気設備や換気扇を常時運転し、最小限の換気量を確保しましょう。
<窓開けによる換気のコツ>
窓開けによる換気は、対角線上にあるドアや窓を2か所開放すると効果的な換気ができます。また、窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機などを窓の外に向けて設置しましょう。

感染したかもしれないとき
(1)咳やくしゃみの症状のある時は、飛沫感染対策としての咳エチケットを徹底しましょう。

インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。たとえ感染者であっても、全く症状のない(不顕性感染)例や、感冒様症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周囲も気が付かない軽症の例も少なくありません。したがって、周囲の人にうつさないよう、インフルエンザの飛沫感染対策として、以下のことを守るよう心がけてください。

・普段から皆が咳エチケットを心がけ、咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと
・咳やくしゃみが出ているときはできるだけ不織布製マスクをすること
・とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないこと
・鼻水、痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと

(2)人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場などに行かないようにしましょう。

(3)安静にして、休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。

(4)水分を十分に補給しましょう。お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。

(5)高熱が続く、呼吸が苦しい、意識状態がおかしいなど具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。

また、小児、未成年者では、インフルエンザの罹患により、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする、ウロウロと歩き回るなどの異常行動を起こすことがあります。自宅で療養する場合、インフルエンザと診断され治療が開始された後、少なくとも2日間は、小児・未成年者が一人にならないなどの配慮が必要です。

感染した場合、外出を控えることが推奨される期間
一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。このため、ウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。なお、学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています(ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません)。

参考
【厚生労働省】インフルエンザ(総合ページ)(外部リンク)
【厚生労働省リーフレット】異常行動による転落等の事故を防ぐためのお願い(PDFデータ)
【厚生労働省リーフレット】新型インフルエンザ等対策について(PDFデータ)

新型コロナウイルス感染症について

これまで新型コロナウイルス感染症の位置付けは、「新型インフルエンザ等感染症(いわゆる2類相当)」とされていましたが、令和5年5月8日から「5類感染症」に引き下げられました。
最近の新型コロナウイルスの感染者数は、全国的に緩やかな増加傾向が続いています。
外出自粛等の行動制限はありませんが、感染症が広がりやすい季節でもあります。状況に応じたマスクの着用や、高齢者の方はワクチン接種など、各自でできる感染予防対策をお願いします。
 新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応についての詳細はこちら(外部リンク)をご確認ください。

基本的感染対策の考え方
基本的感染対策 考え方
マスクの着用 個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本
ただし、一定の場合にはマスク着用を推奨
手洗い等の手指衛生 一律に求めることはしないが、新型コロナの特徴を踏まえた基本的感染対策として、引き続き有効
換気
「三つの密」の回避
「人と人との距離の確保」
一律に求めることはしないが、流行期において、高齢者等重症化リスクの高い方は、換気の悪い場所や、不特定多数の人がいるような混雑した場所、近接した会話を避けることが感染防止対策として有効(避けられない場合はマスク着用が有効)
ワクチン接種 開成町新型コロナウイルス感染症予防接種に関する詳細はこちら


感染した場合、外出を控えることが推奨される期間
新型コロナ陽性者(有症状) 発症後※5日間経過するまで、かつ、症状軽快から24時間経過するまでの間
新型コロナ陽性者(無症状) 検査採取日を発症日(0日)として、5日間経過するまで
濃厚接触者 なし
※発症日を0日目とします。

参考
【厚生労働省リーフレット】一般的な感染症対策について(PDFデータ)
【厚生労働省リーフレット】新型コロナウイルス療養に関するQ&A(PDFデータ)
【厚生労働省リーフレット】家族が新型コロナウイルスに感染した時のポイント(PDFデータ)
【厚生労働省リーフレット】お子さまが新型コロナウイルスに感染した時のポイント(PDFデータ)
【厚生労働省リーフレット】体調に異変を感じたら(PDFデータ)

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保険健康課
説明:健康づくり、成人保健、各種健診、予防接種、食育、国民健康保険、後期高齢者医療など
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