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2023年12月15日 更新
町長ブログ 令和5年11月24日~12月21日

12/21(木) 「税についての作文」文命中・林さん、渡邉さんが受賞

12月9日(土)、“中学生の「税についての作文」”(主催: 小田原足柄納税貯蓄組合連合会)の表彰式が行われました。

「税についての作文」は、国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が毎年度実施しているもので、“将来を担う中学生の皆さんが、身近に感じた税に関すること、学校で学んだ税に関すること、テレビや新聞などで知った税の話などを題材とした作文を書くことで、税について関心を持ち、正しい理解を深めていただくこと”を趣旨としています(国税庁ホームページより)。

今年度、文命中学校の生徒さんからは以下の5名が入賞されました。おめでとうございます。

・小田原県税事務所長賞: 林 快さん
・開成町長賞: 渡邉 飛雄馬さん
・小田原足柄納税貯蓄組合連合会 優秀賞: 田中 紗季さん
・小田原足柄納税貯蓄組合連合会 奨励賞: 北川 恵さん
・小田原足柄納税貯蓄組合連合会 奨励賞: 曽根原 來実さん

受賞作の中で私が拝読できたのは渡邊さんの作品のみでしたが、“かながわペイ利用時に還元されるポイントがどこからくるのか?”に興味を抱いたことに始まります。

調べた結果、税金が投入されている事実を知り、驚かれます。還元により、県民の生活が豊かになるメリットは感じつつも、デジタルデバイドなどにより不公平が生じている点を課題視していました。そして、まとめとして、税金を納める立場になった際に、税金が国や県によってどのように使われているかを十分に理解した上で納税していくべき、と結んでおりました。

その着眼点、疑問を抱く感覚は素晴らしいと思います。日本では、様々な事情はあるにせよ、お金に纏わる凶悪犯罪が多発したり、特殊詐欺の被害が後を絶たない現実がある一方で、税金、賃金、生きていくためにかかる経費・コストなど“お金”に関する話題はタブー視される文化がいまだに残っていると感じられます。

地域の金融機関などが小中学生向けに“金融”に関する勉強会を開催する例は増えているものの、まだまだ浸透しきっていないとの印象です。

因みに、私は近く、開成町職員からリクエストもあり、希望者に対して“金融・運用”に関する勉強会を開催する予定です(もちろん、業務時間後です)。参加者の関心事が多種多様なため、私もすべてに精通しているわけではないため、どのような会になるかまったく分かりませんが、私のこれまでの経験が少しでも活きれば幸いとの思いです。

人と自然が調和した田舎モダンのまち 開成町 山神 裕

12/20(水) (株)ADLさんから企業版ふるさと納税にてご寄附をいただきました。

12月7日(木)、(株)ADLさん(本社: 大井町、木村勉社長)から企業版ふるさと納税にてご寄附をいただきました。

頂戴したご寄附は、3人乗り電動アシスト付自転車の貸出事業に活用させていただきます。こころより感謝いたします。ありがとうございます。

当事業は、3人乗り自転車が真に必要とされる期間は長くないことにも着目した子育て世帯の支援はもとより、環境対策やシェアリングエコノミー、そして、町内事業者から(合い見積もりの上)自転車を購入することで、地域内経済循環にも資するものです。

趣旨に賛同いただいた(株)ADLさんにとっては、地域・社会の課題克服にご貢献いただくことになり、ユーザーさんもHappyとなれば、三方よしとなります。

尚、貸出に際しては、松田警察署のご協力を得て、自転車安全講習会(座学+実技)への参加を条件とさせていただいております。

また、当事業に先駆的に取り組まれた茨城県古河市の職員の方々に情報&アドバイスを頂戴したことによって、実現にこぎつけました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

今後も、まちづくりのパートナー&サポーターとしての民間企業様からお力添えをいただきながら、ともに開成町のまちづくりを推し進めてまいります。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

12/19(火) 開成南小学校6年3組が考えた「かいせい あじさいコーン餃子」!!!

開成町立開成南小学校6年3組の皆さんが「かいせい あじさいコーン餃子」を考案、来年3月31日まで、餃子屋ヒロさんで販売しております!

小学校卒業の記念に、“開成町ブランドをイメージした食べ物をPRして、開成町をもっと知ってもらおう!という取り組みです。町としてもとても有難い取り組みであり、そして、児童の皆さんにとっても思い出にも残る素晴らしい共同作業だと思います。

早速、購入させていただき、町職員の皆さんや家族で美味しくいただきました。コーンがしっかりと存在感を示し、パリパリ餃子にマッチ!そして、何と言ってもこのカラフルなマヨソースは彩も味もVery Good! 且つ、“映えます😊”

町民の皆さん、是非是非ご賞味ください。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

12/18(月) 自助・共助による防災

12月2日(土)、開成町防災講演会が開催されました。

町民の皆さんに庁舎をより身近に感じていただくため、公共施設をより有効に活用するために(稼働率向上)、庁舎1階“町民プラザ”を会場とさせていただきました。

自治会長さん、地域防災リーダーの皆さん、自治会自主防災会・防災部の皆さん、民生児童委員の皆さん、各地域で防災活動に取り組んでいただいているグループの皆さんをはじめ40名近い方々にご出席いただきました。

10月の講演会と同様に、高い関心を寄せていただいたことに感謝すると同時に、各地域・団体におけるそれぞれのお立場での活動の参考になればと強く願いました。

講師は、広島市防災士ネットワーク代表世話人であり、同市安佐北区高陽地区自主防災会連合会会長、同市落合学区自主防災会連動会会長であられる柳迫氏に、「地域づくりは防災から」と題して、お務めいただきました。

学区(約2,000世帯)における自主防災会の活動のお話が中心でしたが、驚きの連続でした。

・まず、基本的に自主財源のみで運営。国などからの助成金の類も自ら申請して獲得しているとのこと。

・市内のすべて地域避難所の施設、各地域の自主防災会が行う。(市役所職員等の判断や行動を待つことなく開設可能)

・避難所が開設された場合、大型商業施設の送迎バスを避難所への送迎に利用する協定を締結。

・いざというときに持ち出す“命の袋”を各自準備。保険証や運転免許証のコピーや緊急連絡先の情報などが必須アイテムとのこと。

・災害時の避難における要援護者の情報は限られたものにしか保有できないが(町内会役員、児童民生委員など)、実際には多くの地域住民で共有すべきとの信念から、自主防災会で独自に調査し、独自にリストを作成。

・防災士の資格取得に要する経費(約65,000円)を広島市が補助。現在約1,600人が取得。1,900の町内会に最低ひとり取得が目標とのこと。補助を受けた資格を取得した場合は、防災活動を最低3年間行い、報告することが条件。

子どもたちや現役世代、女性の参加を促すための様々な取り組みなど、まだまだ挙げきれないほど、その活動は幅広く、且つ深いものがありました。

柳迫氏のけた外れの利他の精神はどこからくるのでしょうか?消防士時代に三度、大きな水害を経験したものの、その都度、多くの死者を出してしまったことへの無念さ、悔しさが背景にあると推察いたしました。

実体験に基づく非常に有益な話を伺い、有益でした。今後の開成町の防災活動にも具体的に活かしていきたいと思います。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

12/15(金) 世界大会 銅メダル!!! 鈴木喜稀さん快挙!!!

11月にリトアニアで開催された“2023世界エクイップオープン・パワーリフティング選手権大会 93㎏級”にて、見事!銅メダルを獲得されました。おめでとうございます㊗

11月29日(水)、偉業のご報告に来庁されました。ご自身初の“世界大会でのメダル”!喜びも一入に違いありません。

トータル937.5㎏(スクワット350㎏、ベンチプレス265㎏、デッドリフト322.5㎏)と、ご自身が持つ日本記録にはわずかに届かなかったものの、ほぼ自己ベストが大舞台で出せる!それが実力!ご努力の賜物です。

最終試技において、鈴木選手が成功して、且つライバルの米国選手が成功しなかった場合においてのみ、鈴木選手のメダルが確定する状況だったとのこと・・・。結果が分かっていながらも、お話を伺うだけで、こちらもドキドキしてしまう緊張したシチュエーション! その精神力の強さにも敬意を表します。

お会いするのはまだ2度目ですが、笑顔が素晴らしく、人当たりの非常によいお方です。アスリートとしてのみならず、ひととしても尊敬します。あらためて、誠におめでとうございます㊗

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

12/14(木) 岡野・遠藤成雄様より柿のご寄附をいただきました。

11月29日(水)、開成町岡野にお住いの遠藤成雄様より柿をひと箱ご寄附いただきました。

丹精込めてお作りいただいた逸品。先日、海老名中央公園にて開催された“おだきゅう Family Funフェスタ2023”においても、開成町産品の販売コーナーに拠出いただきましたが、来場者に『甘くて美味しい』と好評いただきました。

尚、頂戴した柿は、遠藤様の同意をいただいた上で、町内でひとり親家庭をご支援いただいている「開成町つくしの会」へ寄附させていただくことといたしました。

ご厚意にこころより感謝いたします。ありがとうございました。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

12/13(水) 「開成町のまちづくり」についてプレゼン

11月28日(火)、地方創生三田会にて「開成町のまちづくり」についてプレゼンテーションをさせていただきました。

地方創生三田会は、数多ある慶応義塾大学の同窓会”三田会“のひとつ。地域毎や企業毎が一般的で、”地方創生“のようなテーマでのつながりは珍しいと思います。

”地方創生の分野で活躍する塾員・塾生・教員等から各自が貢献できるテーマを共有し、参加者で討議を深めること“を主旨して、2017年に発足、現在も定期的に勉強会や視察を実施している団体です。

自らが地方創生に携わり、実践されているメンバーも多くいます。長野県で古民家経営やシードル製造を行っている女性、シンクタンクで民間ビジネス人らとともに全国各地域の課題克服や魅力づくりに尽力
されいる男性、内閣府の事業にも参画しながら社会起業家の創業支援を行っている男性などなど。こちらが教えを請わなければならない面々ばかりです。

プレゼン内容は、「開成町」に関する基本情報、特徴(人口増加中、高い出生率・年少人口比率など)とそれらの要因分析、目下のまちづくり(ふるさとゾーン・くらしゾーン・ときめきゾーン、政策の連続性、ブランディングなど)をご説明した後、山神が考える開成町の課題と今後取り組みたい事業などについて話させていただきました。

そして、機会さえあれば常に!とのスタンスで行っている「開成町ふるさと納税」の宣伝もさせていただきました。

参加者の懇親会にもお邪魔させていただき、新たな出会いもいただくなど、ありがたい機会となりました。今後も、開成町のために還元できるよう、このようなご縁を大切にしていきます。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

12/12(火) カーレット大会にお邪魔しました

12/2(土)、第11回西湘クラブカーレットオープン大会@上延沢自治会館にお邪魔しました。4年ぶりの開催、町内外から、且つ多世代が集い、腕を競いつつ、交流・親睦を深めました。

カーレットはカーリングの卓上版、日本発のスポーツ! 世代を問わず参加できることが特徴のひとつです。1チーム3名、2チーム対抗戦、1投ずつ交互に1人2度投げ、8エンドまでの得点で競います。

開成町では、上延沢中野さんが事務局を務める“カーレット神奈川西湘クラブ”が、早期から精力的に活動されたこともあり、現在では自治会活動においても導入されるなど、シニア層を中心に拡がりを見せています。

地域にお住いの方々が集い、おしゃべりしながら、ワイワイ楽しく時を過ごす! これは正にフレイル予防に求められる活動そのものです。

開成町は歴史的にも、そして現在も、特に女性の平均寿命が他市町村比長い町でありますが、カーレットを通じた地域でのつながりが健康寿命をも伸ばす効果があるものと期待しております。

この日は、町内の自治会や、ご家族チーム、伊勢原市や南足柄市など町外の愛好者が開成町にお越しいただき、プレイをお楽しみいただきました。コロナ禍を経て、全国的に、地域の縁・絆がさらに薄まりつつあるのは否定できないところでありますが、趣味を通じたつながりは、しがらみもなく、空気を読む必要もないことから、持続性が高いともされます。

ましてやこのカーレットは全世代が楽しめるスポーツです。各自治会やジュニアサマースクールなどにおける活動を通じて、地域にお住いの方々のつながりを紡いでいただけるよう、サポートしてまいります。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

12/11(月) “開成町の子育て支援”が日経新聞に取り上げられました!

12月2日(土)付けの日経新聞 神奈川・首都圏経済欄の“データで読む地域再生”のコーナーにて、“開成町の子育て支援”が取り上げられました!

一面にて、“出生率1.8 全国の5%”、“政府目標実現は2015年から半減”との見出しの下、出生率の低迷を課題視する特集記事が掲載されました。

その関連記事として、神奈川・首都圏経済欄にて関東地方で、“いち早く子育てし易い環境を整え、子育て世代から人気を集め、人口が増加した自治体の事例が取り上げられたものです。

記事においては具体的に以下の取り組みが取り上げられました。
・保健師など専門スタッフを確保し、妊娠期から出産後まで子育て相談体制の充実に力を入れている。

・今年の3月、小田急開成駅前の子育て支援センターをリニューアル。プレイルームや相談室があり、予約不要で無料で利用できる。父親同士の交流会や助産師、保育士との相談会などイベントも開催。800~1,000人/月が利用。

ご参考まで、開成町の合計特殊出生率は2018年1.52、2019年1.54、2020年1.60(神奈川県市町村で1位、神奈川県平均1.20)と推移しております。

先人を含めご尽力いただいた方々、そして現在事業に携わっていただいている方々に感謝にしつつ、子育て支援の一層の充実を図り、「住みたい、住み続けたい、戻ってきたいまち・開成町」に向けて働いてまいります。

※日経新聞のリンクはこちらです

※開成町駅前子育て支援センター「あじさいっこ」についてはこちらの町ホームページをご参照ください。

※開成町子育てナビ「かいせいっこ」はこちらです

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

12/8(金) 英検・TOEIC・TOEFL・TEAPの受験料を補助します

開成町では、英検、TOEIC、TOEFL、TEAPの受験料の補助を開始しました。

対象者は、①町内在住の小学生、②町内在住の中学生、③受験した年度に満16歳、満17歳、満18歳になる町内在住のかたです。

「英語」にこれからチャレンジしたい子、今の実力を試してみたい子、英語力の一段の向上を目指す子、将来、英語を使用する仕事に就きたいと考えている子、大学入試において外部検定を利用する方などを応援することが目的です。

対象となる検定ごとの補助額と補助回数の上限など、詳細についてはこちらの町ホームページをご参照ください。

ポイントは、
・小学生が英検4級もしくは5級を受験する場合は、“全額補助、回数制限なし”です。

・小学生の英検4級と5級以外の英検は“半額補助、1年度あたり2回まで”です。

・TOEIC、TOEFL、TEAPはすべて“半額補助、1年度あたり1回まで”です(TOEFLとTEAPに関しては、対象者ごとに対象検定種類が異なりますのでご注意ください)。

是非、当事業をご活用ください。

※お問い合わせは開成町企画政策課(電話: 0465-84-0312)までお願いいたします。

人と自然が調和した田舎モダンのまち 開成町 町長 山神 裕

12/7(木) 丹沢湖マラソンに出走🏃‍♂️

11月26日(日)、第45回丹沢湖マラソンにエントリーしました! 健康維持・体力増強のため運動しなければ、と思いつつも、ついついさぼってしまうもの。

私の場合は、“大会出場”というきっかけ? 負荷?を自らに課すことで、否応なしに運動せざるを得ない状況に追い込む手に出ている次第です。

過去にはハーフ、昨年は10㎞に出走しましたが。。。今年は練習もままならず、身の丈に合った3.3㎞にしました。聞けば、町職員も1名参加するとのこと、一緒に行きました。

3.3㎞には180名が参加。今回は参加者が少なく、全体でも定員数(4,000名)の半数程度だったとのこと。なぜ?コロナ禍からの反動需要が期待できそうなものですが・・・。

さて、私の記録は17分05秒。現在の妥当な目標水準として7分/㎞を目指してスタートしましたが、意外といけてしまいました。結果として5分30秒/㎞!上出来でした。まだまだいける!と自分を褒めてあげました。

来年は、町民の皆さんとあじさいちゃんTシャツを着て、“健康増進+開成町の宣伝”のために一緒に走りたい!との構想を描いています。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

12/6(水) 関東自主研サミットに出席!

11月25日(土)、開成町職員とともに、“関東自主研サミット“@県民ホール会議室に出席しました。

“自主研”とは、公務員の方々を中心に、“地域や組織をより良くしたい”という想いを持った仲間が集い、自主的に研究・研修する活動グループです。

今回は、関東地方の各自治体(都道府県、市町村単位)で自主研を組織している方々が約80名参加されました。

横浜市“よこはまYYラボ”、府中市自主研、小美玉市“小美玉オフサイトミーティング”から活動事例の発表と参加者と意見&情報を交換。自治体職場における勉強会の開催事例など、参考になりました。

自治体の枠を超えて、高い志と強い向上心、そして利他の精神をお持ちの面々。強い刺激を受けると同時に、横のつながりの重要性を再認識しました。

最後にワールドカフェ方式で、席を移動しながら、新しいメンバーで、与えられたお題(自主研のあり方などなど)について意見交換。それぞれの意見を否定・批難しないのがルール。

県職員、市職員、民間企業勤めなどそれぞれの立場から、様々な視点での意見に新たな気付き、目から鱗の連続。参加者の多くが、自らを役所内では少数派・マイノリティーと自認する方々、聞きたかったけど聞けなかったことがありました。

“少数派として多数派に対してすべきことがあるとすれば、それは何か?”。とても難しい問いだとは思いますが・・・

自らを磨くにはやはり外に出ていかなければならない、との思いにした週末となりました。町職員にもどんどん外に飛び出し、ネットワークを広げ、知見を広めて欲しいです。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

12/5(火) 開成町社協研修会 2/2

11月24日(金)、開成町社会福祉協議会(以下“社協”)の令和5年度役員研修会に出席しました。社協事務局の皆さん、会長・副会長をはじめ理事(自治会長連絡協議会や老人クラブ連合会、民生委員児童委員協議会の代表者など)・監事の方々が出席されました。

昨日は、社協からの事業等の説明に際して開示されたデータについてお伝えしました。本日は、サブタイトルに「町長とこれからの地域福祉について語ろう!」と掲げられた通り、社協事務局や役員の皆さんとの意見交換についてお伝えします。

まず、山神から自らが特に関心があり、町民の皆さんの幸せのために非常に重要であると考える分野を挙げさせていただきました。

具体的には、①地域の支え合い活動(例: おたがいさまネット中家村)、②子ども食堂、ひとり親支援、③フレイル対策は共生社会の実現、健康寿命の延伸、貧困対策等の点で全面的にサポートしたいとの思いをお伝えしました。

そして、町民の皆さんからのご要望がもっと強いと認識している④コミュニティバス、発災時の対応において懸念なしとしない⑤ボランティアの受入体制、そしてボランティアの派遣体制について、自らの考えを述べさせていただきました。

最後に、⑥財源について。財源には限りがあるため、企業版ふるさと納税を活用して、企業の社会・地域貢献の思いを形にする形で、課題の克服を図る公民連携の重要性についてお話しました。現在も鋭意取り組み中であり、寄附の対象となり得る事業等があれば、是非お知らせいただきたいとお願いしました。

役員の皆さんからもたくさんのご意見をいただきました。具体的には、各自治会での福祉部の活動について、高齢者の「孤立」について、不登校の児童・生徒が増えていることについて、そして勿論、コミュニティバスについても町民の皆さんの声を代弁いただく形で多くのご要望を頂戴しました。担当課とも共有し、業務運営の参考にさせていただき、改善すべきは改善したいと思います。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

また、町長との対話は大事であるものの、声をスピード感をもって実際の形・結果に結びつけるためには、皆さんの声を職員とも共有することが何より肝要であるため、来年度以降は課長、そして可能であれば担当者も同席させた方がよいと提案させていただきました。

人と自然が調和した田舎モダンのまち 開成町 町長 山神 裕

12/4(月) 開成町社協研修会 1/2

11月24日(金)、開成町社会福祉協議会(以下“社協”)の令和5年度役員研修会に出席しました。

社協事務局の皆さん、会長・副会長をはじめ理事(自治会長連絡協議会や老人クラブ連合会、民生委員児童委員協議会の代表者など)・監事の方々が出席されました。

まず、社協事務局より、社協の位置づけ・歴史・組織・事業内容・決算内容などについてご説明いただきました。ここでは、開示いただいた各種データの中で、(私の経験則から)関心が高いものの、入手が容易でないと考えられる一部の数字をご紹介いたします。

1. 高齢化率(令和4年7月時点)
・開成町全体: 25.0%
・地区別:岡野 47.1%、金井島 37.1%、河原町 35.7%、榎本 32.8%、牛島 31.7%、円中 30.8%、下延沢 29.0%、上延沢 27.6%、上島 27.5%、宮台 23.2%、パレットガーデン 22.1%、中家村 21.4%、下島 19.3%、みなみ 7.5%

数字が示す通り、地区による大きな差があるのが開成町の特徴のひとつです。

2. 要介護認定率(要介護認定者数/高齢者数。令和2年10月時点)
・開成町全体: 16.4%
・地区別:下延沢 20.4%、上島 19.2%、河原町 19.1%、宮台 18.8%、中家村16.7%、金井島 16.4%、下島 16.3%、円中 15.9%、上延沢 15.0%、岡野 14.9%、榎本 14.7%、牛島 14.1%、パレットガーデン 12.7%、みなみ 11.0%

社協事務局からもご説明いただきましたが、高齢化率と要介護認定率の間には明確な(正の)相関関係は見られません。高齢化率が高いからと言って、必ずしも要介護認定率が高いとは言えないことを数字は示唆しています。

3.足柄上1市5町 住民ひとりあたりの会費等(令和4年度決算より)
(1)会費
・山北町 397円、中井町 279円、大井町 252円、松田町 216円、開成町179円、南足柄市 171円

(2)寄付額
・山北町 160円、中井町 115円、松田町 58円、開成町 43円、大井町 40円、南足柄市 19円

(3)共同募金額
・中井町 243円、松田町 200円、大井町 179円、大井町 175円、南足柄市 143円、開成町 134円

各市町の環境・事情が異なり、私自身が詳細を把握していないこと等から、それぞれの数字に関するコメントは控えさせていただきます。

以上、ご参考になれば幸いです。

人と自然が調和した田舎モダンのまち 開成町 町長 山神 裕

12/1(金) 図書館を核とする複合施設「tette」

11月18日(土)、福島県は須賀川市を訪れました。目的は、図書館を核とする複合施設「tette」(正式名称: 須賀川市民交流センター)を視察するためです。

開成町職員の推奨を受けての行動ですが、開成町の都市計画道路・駅前通り線土地区画整理事業の周辺整備において、私が構想を描いている同じ“図書館を核とする複合施設”として参考になる点を求めて向かいました(私費による個人旅です)。

「tette」は市民の生涯学習の推進及び様々な市民活動の支援を図るとともに、世代や分野を超えた市民交流を促進し、もって東日本大震災により甚大な被害を受けた市街地中心部に賑わいと活気を取り戻し、震災からの創造的復興の実現を図ること“を目的として、2019年1月に開業。

地上5階建て、延べ床面積約13,700㎡ととにかく広く(参考: 開成町庁舎 3,893㎡、開成町図書室 162㎡)、ゆとりのある空間が創出され、須賀川市中央図書館と須賀川市こどもセンター(ネット遊具などの”わいわいパーク“、子育て支援センター、預かりルームなど)、円谷英二ミュージアム、貸館エリアなどが同居しています。

図書館は以下の通り、各階がそれぞれの特色をもって配架されています。
・2階: こどもライブラリー(読み聞かせなどを行うイベントスペースあり)
・3階: メインライブラリー(グループルーム、視聴コーナー、朗読室、たたみ部屋、クッキングルーム等あり)
・4階: 調べるライブラリー(専門書、郷土資料など。防音機能が付いた複数の部屋等あり)

印象に残った点、参考になりそうな点は以下の通りです。

・私が最もこだわる“学習・閲覧スペース”は、様々な形態でそこかしこに配置され、申し分のない量と質。

・職員さんが非常に多い!市直営で運営されているとのこと、経費の負担についていずれ伺ってみたい。

・非常にたくさんの“特集コーナー(”SDGs“、”家族“、”災害“、”美術“など)”

・各階に広い屋外テラスあり、その形態もこども向け、つくろぎ用など様々。季節によっては快適!非常に贅沢な空間との印象。

・子どもセンターが同居していること、こどもライブラリーが1フロアーを占めていることなどから、主たるターゲットを子ども&子育て世代と中高生に置いていると感じられたが、シニア層も十分に憩える空間もあり、トータルでは全世代の交流が促し得るものと考えられる。

・建築デザインについて。正直、私自身は深い造詣がなく、格別のこだわりがない分野になりますが、随所にこだわりや工夫が見られます。図書館や子育て支援などそれぞれの機能がシームレスに繋がっていること、1階フロアーに傾斜があり、すべて斜面で構成されていること、高い吹き抜けと回廊のようなスロープにより、1階のホー
ルを2階からも見下ろせる構造、交通標識のような案内板、書架の分類表示板が書き込み可能であること等々。

・「円谷英二氏」、「ウルトラマン」、「特撮」に纏わる展示は、全国の愛好家を集めるに足る希少性があると見受けられた。

・強い興味を惹いたのが1階の“チャレンジショップ”。1~2年間限定で、カフェと物販スペースを貸し出し、テナントが入れ替わる仕組みです。地元で商いを始めたい人にとってステップアップの場として活用されているとのことでした。とても面白い取り組みであり、市民・ユーザーにとっての都度の目新しさが集客力を高める効果
もありそうです。

まとめとして。復興交付金も活用した非常に大型の投資であり(本体建設費 約77億円)、単純に我が町に置き換えることはできないものの、図書館を核とすることによる集客力の向上と多世代交流の促進という効果は見られる、との印象です。

また、JR須賀川駅からは約1.3㎞と、駅近の利便性を活かした立地ではないものの、市内循環バス(1乗車100円)や生活路線バス(料金は距離による)、乗合タクシー(1回片道500円)など公共交通が非常に充実していることと、近隣を含めた駐車スペースの多さ(専用は80台分)がアクセスの課題を解消していると感じま
した。

開催中の市民交流イベントに参加されていた市職員の方からお話を伺うことができ、次回にもつながる幸運にも恵まれました。ウルトラマンのまち・須賀川市、職員の皆さんにもいずれ訪れていただきたいと思います。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

11/30(木) 「ゼロカーボンシティ創成パートナー企業」の協定を締結いただきました

開成町では町内に置いて2050年までにゼロカーボンシティ創成を実現するために、脱炭素の取り組みの輪をともに拡げるパートナー関係の構築を推進しております。

この度、ありがたいことに、下記5社と「ゼロカーボンシティ創成パートナー企業」の協定を締結いただきましたので、ご報告いたします。

※11月16日(木)
・日産自動車(株)
・神奈川日産自動車(株)様
・日産プリンス神奈川販売(株)
・(株)日産サティオ湘南

※11月17日(金)
・三井ホーム(株)

具体的な協定の内容は、①開成町のゼロカーボンシティ創成制度の各種補助金などの周知、②住民などへの環境教育の実施、③町内における電気自動車の普及(日産グループ各社)、④ソーラーカーポートの普及(三井ホーム)、⑤町内におけるゼロエネルギー住宅以上の環境性能を有する新築住宅の普及です。

開成町では、全国初のゼロエネルギービルディング認証の庁舎整備や、役場窓口における国の脱炭素補助金の取り扱いなど、環境政策に注力しております。今後も引き続き、これらの取り組みを町民や事業者に認知いただき、災害時のレジリエンス強化を含めた脱炭素への行動変容に繋げていきたいと考えております。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

11/29(水) 開成町・井上教育長が文科大臣より感謝状を受彰

10月19日(木)、全国連合小学校長会七十五周年記念式典が開催され、開成町・井上義文教育長が文部科学省・盛山大臣より、感謝状を受彰されました。誠におめでとうございます。

“小学校教育に長く従事し、小学校教育の振興に貢献されたこと”への感謝の意を表したものです。開成町をはじめとする地域の小学校教育に対する井上教育長のこれまでのご尽力、ご貢献にあらためて敬意と感謝の意を表します。

井上教育長ご自身が「ステキさん」として表彰されたこと、こころよりお祝いいたします。おめでとうございます。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

11/28(火) 明治安田生命様よりご寄附をいただきました

11月14日(火)、明治安田生命(相)様より、703,000円のご寄附を頂戴いたしました。誠にありがとうございました。

同社は開成町と包括連携協定を締結いただいている企業。当ご寄附は、同社が“ゆかりのある地元に想いを届ける”との主旨で実施してされている「私の地元応援募金」、同社従業員からの募金と同社基金から拠出されたご寄附によるものです。

これまでに、全国1,147の自治体に対して、総額25.3億円ものご寄附をされております。開成町としても有難く頂戴し、子育て健康課の事業において大切に、かつ有効に活用させていただきます。

あらためて感謝申し上げるとともに、明治安田生命(相)様のますますのご繁栄をご祈念申し上げます。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

11/27(月) 電動アシスト付き3人乗り自転車の貸出事業

開成町では、11月6日より「 開成町電動アシスト付3人乗り自転車等貸出事業 」を始めました。

“1歳以上6歳未満のお子様を2人以上養育している方”に、“電動アシスト付き3人乗り自転車 及び 幼児用ヘルメットを貸し出す”ものです。概要は以下の通りです。

・貸出自転車: 電動アシスト付き自転車(20インチ。チャイルドシート付)
・料金: 200円/月
・貸出期間: 1年間 (最長3年間)

※ご利用に際しては、“開成町が主催する自転車安全講習会に参加いただくこと”が条件になります。

多子世帯を支援すること、環境に配慮した移動手段を推進すること、サーキュラーエコノミーを推進することなどを目的とした事業です。ぜひご利用ください。

詳細はこちらの町ホームページをご参照ください。お問い合わせは開成町防災安全課(0465-84-0326)までお願いいたします。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕

11/24(金) 日本地方自治学会にて“地域公共交通”について学習

11月12日(日)、日本地方自治学会の研究会(@東海大学品川キャンパス)に出席してきました。

この学会は“現代社会を構成する重要な理念および制度としての地方自治について総合的な研究を行い、あわせて会員相互の交流を図ること”を目的とし、全国の大学教授を中心メンバーに構成され、約320名の会員を有する学会です。

私は、学会会員である明治大学公共政策大学院時代の恩師の勧めで、2年前に加入しました。

この日は3つの分科会が開催され、私は“地域公共交通と自治”に出席。長崎県立大学の黒木教授「地域公共交通とガバナンス~長崎市の地域公共交通政策からの一考察~」や京都府立大学の川勝教授「地域公共交通の再生と交通税~参加型税制としての可能性~」などの研究発表を拝聴しました。

”学会“ということで、学術的であるがゆえに、身近な町の行政にとってどれだけ有用な情報・学びが得られるか?正直半信半疑で臨みましたが、よい意味で期待を裏切られました。

長崎市の事例研究では、976の自治会の代表組織である88の連合自治会の代表が、公共交通のあり方を協議する会合に参画、詳細にわたる苦労話等々も伺いました。自治体の規模は大きく異なるものの、身近な話題として、そして自分事として参考になる内容でした。

交通税に関しては、“座学には限界あり、現地での体験することに研究の深化を求めて”米国ポートランドに移住された川勝教授からの提言。我が国の税制等、前提条件は異なるものの、論理的な提言であり、一考の余地ありとの印象でした。

これらの学びも踏まえて、開成町における公共交通のあり方についても、検討してまいります。

人と自然が調和した田舎モダンのまち・開成町 町長 山神 裕


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