償却資産の評価
固定資産評価基準に基づき、申告を行った個々の資産ごとに、取得価額を基礎として、取得後の経過年数に応じた価値の減少を計算して評価します。手順は、次のとおりです。
1.個々の資産の評価額を計算する
前年中に取得したもの
評価額=取得価額×(1-減価率÷2)
前年前に取得したもの
評価額=前年度の評価額×(1-減価率)
ただし、評価額が、取得価額の5パーセントよりも小さくなったときは、取得価額の5パーセントをその価額とします。
減価率とは、原則として、財務省令による耐用年数表に掲げられている耐用年数に応じて減価率が定められています。
2.課税標準額を計算し、税率を乗ずる
個々の資産の評価額の合計額を、1000円未満は端数処理をして切捨てた上で課税標準額とします(特例該当資産については、特例率を考慮)。
課税標準額に税率(1.4パーセント)を乗ずることで、税額が算出されます。なお、税額は100円未満は端数処理をして切捨てます。
(注)課税標準額の合計額が150万円未満の場合は、免税点未満となり、課税されません(地方税法第351条)。ただし、免税点未満であっても申告書の提出は必要です。