日本脳炎の予防接種後に重い病気になった事例があったことをきっかけに、平成17年度から平成21年度まで、日本脳炎の予防接種のご案内を行いませんでした(いわゆる「積極的勧奨の差し控え」)。
その後新たなワクチンが開発され、現在は日本脳炎の予防接種を通常通り受けられるようになっています。このため、
平成7年度から平成18年度までに生まれた方は、平成17年度から平成21年度までに日本脳炎の予防接種を受ける機会を逃していることがあります。そこで救済措置として、下記対象者生年月日の方は、20歳未満まで未接種分を公費で接種することができます。
※ 予防接種の記録は、必ず母子健康手帳等でご確認ください。
予防接種を受ける場合は、必ず医療機関に電話で予約をお取りください。
●接種対象者生年月日
平成16年4月2日~平成19年4月1日(20歳未満まで未接種分を接種することが可能です。) ※ 令和6年4月1日時点で、生年月日が「平成7年4月2日から平成16年4月1日」の方は既に20歳以上のため、救済措置の対象期間は終了しました。
●接種費用
無料 (20歳になると有料となりますのでご注意ください。)
●ワクチンの効果
ワクチン接種により、日本脳炎の罹患リスクを75~95%減らすことができると報告されています。
●ワクチンの副反応
生後6カ月以上 90 カ月(7歳半)未満の小児で、以下の副反応が認められたとされています。主なものは発熱、せき、鼻水、注射部位の紅斑や腫れ発疹などで、これらの副反応のほとんどは接種3日後までにみられています。なお、ごくまれにショック、アナフィラキシー様症状、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、脳症、けいれん、急性血小板減少性紫斑病などの重大な副反応がみられることがあります。
【厚生労働省】日本脳炎について(外部リンク)