性的マイノリティとは、同性が好きな人や、自分の性に違和感を覚える人々のことをいいます。
「セクシュアルマイノリティ」、「性的少数者」ともいいます。
性的マイノリティの方は、人口の3~8%いるといわれています。これは学校の1クラスに例えると、1~2人の割合になります。
以下の表の頭文字をとって、「LGBT」と呼ばれます。
L(レズビアン):女性の同性愛者
G(ゲイ):男性の同性愛者
B(バイセクシャル):両性愛者
T(トランスジェンダー):心の性と体の性が一致していない
その他にも、
Q(クエッショニング):性別や性的指向を決められない
A(アセクシャル):両性に対して恋愛感情を抱かない
など、性に関する世界の認識は日々変わっています。
性的マイノリティの方は、何げないことで傷つくことがあります。
- 一般社会の偏見や差別
- 友人、家族に相談できないことによる孤立感や将来への不安
- 異性愛者中心の社会の中で、同性を好きになることの違和感
- 友人や親などから「彼氏いるの?」「彼女いるの?」「結婚しないの?」などと聞かれること
- 「男女別の服装やトイレ」、「戸籍上の性別」
などにストレスを感じることがあるといわれています。
また、友人や家族、学校などで相談できないことや、正しい情報を得ることができないため、孤立感や将来への不安から自殺未遂の割合が多いといわれています。